NY市場サマリー(27日)ドル160円台、株大幅続落 利回り上昇
<為替> 中東情勢の緊迫化を背景に が続く中、ドルが主要通貨に対して上昇し、対円で2024年7月以来初めて160円台に乗せた。
米利上げ観測の高まりもドル高につながっており、政府・日銀による円買い為替介入への警戒感が高まっている。
終盤の取引でドル/円は0.34%安の160.35円。
市場関係者によると、日銀が公表した実質金利である自然利子率の新たな試算を受けて日本国債利回りが上昇したことも影響した。
エネルギー輸入への依存度が高い日本は他の主要国よりも原油高の影響を受けやすく、米国とイスラエルがイランに対する軍事作戦を2月28日に開始して以降、円は2.74%下落している。
この日発表の米経済指標では、米ミシガン大学の3月の消費者信頼感指数確報値が53.3と、速報値の55.5から低下し、3カ月ぶりの低水準。
2月確報値の56.6から低下したほか、エコノミスト予想の54.0も下回り、中東情勢をにらみ景気見通しに対する懸念が高まっていることが示された。
こうした中、フィラデルフィア地区連銀のポールソン総裁はこの日の講演で、イラン戦争で米経済に困難がもたらされていると指摘。
ただ、それが短期的な金融政策の変更に及ぼす影響については明言を避けた。
FRBだけでなく、イングランド銀行(英中央銀行)や欧州中央銀行(ECB)なども利上げに動くとの見方が出ており、国債利回りの上昇などにつながっている。
終盤の取引で主要通貨に対するドル指数0.3%高の100.17。
月初からは2.57%上昇した。
ユーロ/ドルは0.17%安の1.1509ドル。
英ポンド/ドルは0.48%安の1.3268ドル。
4営業日連続で下落した。
NY外為市場: [USD/J]<債券> 国債利回りが上昇した。
イラン戦争を巡る不確実性が続く中、エネルギー価格は高止まりしている。
トランプ大統領は26日、イランのエネルギー施設への攻撃を再び延期したにもかかわらず、エネルギー価格は依然高止まりしている。
原油価格の高騰は、インフレ継続に対する懸念を高めており、米金利先物市場では、年内に利上げが実施されるとの見方が織り込まれつつある。
市場は連邦準備理事会(FRB)が4月会合で95.9%の確率で利上げを実施しないとみているものの、年内に22.6%の確率で25bpの利上げが行われると予想している。
10年債利回りは2.8ベーシスポイント(bp)上昇の4.444%。
序盤で一時、4.482%まで上昇し、昨年7月以来の高水準を付けた。
30年債利回りは4.9bp上昇の4.985%。
一方、金利動向に敏感な2年債利回りは6.6bp低下の3.918%。
一時4.027%と、昨年6月以来の高水準をつけていた。
2年債と10年債の利回り格差は52.4bpとなった。
米金融・債券市場: [US/BJ]<株式> 続落し、主要株価3指数は軒並み終値で7カ月超ぶりの安値を付けた。
ダウ工業株30種は調整局面入りが確認された。
中東情勢を巡る懸念が引き続きリスク選好の動きを抑制している。
ダウは2月10日に付けた終値での最高値から10%下落し、調整局面入りが確認された。
小型株で構成するラッセル2000種も同日調整入り。
26日にはナスダック総合も調整局面に突入した。
ダウ、ナスダック、S&P総合500種はいずれも5週連続で値下がりし、過去4年で最長となった。
イラン情勢を巡っては、 ルビオ米国務長官が27日、米国とイスラエルによるイラン軍事作戦は に終結する見込みだと語った。
さらに、作戦の大半が予定よりも早く進んでいるとし、 と言明した。
一方、イラン高官は、米国がイランとの対話を呼びかけると同時に攻撃を続けている状況は とし、米国が提示した交戦終結に向けた計画に応じるかどうかイラン政府はまだ判断していないと明らかにした。
投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX)は3.61ポイント上昇した。
大型株では、エヌビディアが2.2%安、アマゾン・ドット・コムが4%安。
ソフトウェア株も売りを浴び、S&Pソフトウェア・サービス指数 は2023年11月6日以来の安値を付けた。
S&P主要11業種では、一般消費財 の下げが目立ち、3.1%安。
クルーズ運営大手カーニバル 4.3%安。
通年調整後利益見通しの下方修正が嫌気された。
同業のノルウェージャン も6.9%安。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を3.38対1の比率で上回った。
ナスダックでも3.62対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は181億3000万株。
直近20営業日の平均は204億株だった。
米国株式市場: [.NJP]<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、安値を狙った買いが入り、反発した。
中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比116.20ドル(2.66%)高の1オンス=4492.50ドル。
週間では1.80%安。
NY貴金属: [GOL/XJ]<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米イラン停戦交渉が難航し、紛争が長期化するとの観測を背景に続伸した。
米国産標準油種WTIの中心限月5月物の清算値(終値に相当)は、前日比5.16ドル(5.46%)高の1バレル=99.64ドル。
これは清算値としては2022年7月以来約3 年8カ月ぶりの高値。
取引時間中に一時100ドルの大台を突破した。
6月物は3.04 ドル高の94.19ドル。
NYMEXエネルギー: [CR/USJ]ドル/円 NY終値 160.31/160.34始値 159.91高値 160.41安値 159.71ユーロ/ド
原文链接: Newsweek速報
